1億溶かしたマナオのマナマナマネー考察

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腐女子向けコンテンツが経済と株式市場の中心に!~おそ松さんと純情ロマンチカ~

どうも!無一文投資家のマナオです。
今回は昨今、コンテンツ市場を活性化させているであろう「腐女子と経済」&「オタク女子と腐女子のスパイラル」がテーマ。

まずは腐女子について・・・
このブログは投資のブログですので、よくわかっていない人も多いかもしれませんが腐女子=オタクな女子ではありません!
(オタク女子と経済については後日記事にしようと思います)

腐女子とは男性同士の恋愛を取り扱った小説や漫画を好む女性のことです。
ちなみに腐男子もいますが、腐男子=同性愛者ではありませんので注意!
BL(ボーイズ・ラブ)といわれるジャンル。
簡単に言います。男同士でイチャイチャしているコンテンツを好む人々です。

下記のような場面で萌えたら腐女子or腐男子です!!!!

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アニメ・純情ロマンチカの放送とBL市場の出現

2000年初頭より、腐女子の生態が徐々に注目されるようになりましたが、当時は非常にマイナーな趣味という位置づけでしかなかった。

それを大きく変えるコンテンツが世に現れます。
2008年に放送された「純情ロマンチカ」です。
(地上波において初めてディープなBLアニメを放送するという非常にチャレンジャーな作品)

まさか、男同士の恋愛を描き、アウトな描写まで描かれた作品を地上波でやりきるとは思いませんでした。(恐らく今では同じ内容では放送できないです)
この作品は絵柄のタッチもやわらかく、有名な男性声優を使っていたこともあり、腐女子を大量に世に送り出すきっかけになりました。おそらくこの作品から腐女子になったという人は多いことでしょう。
(ちなみにマナオは純情ロマンチカは第3期まですべて見ています!!)

この作品が優れていたのは、商業ベースで大成功したことにあります。DVDが売れただけでなく、PCゲームや原作であるマンガの売上も好調に推移しました。
広いファンを獲得したこの作品はBLアニメのパイオニアであり、いまだなお人気は健在です(第1期・2008年4月~6月 第2期2008年10月~12月 第3期・2015年7月~9月)

腐女子による二次創作へ

純情ロマンチカで大量に増殖した腐女子たちは創作という経済活動をより活性化させます。
オリジナルのBLマンガや小説も登場しましたし、コミケや小説投稿サイトなど様々な領域で浸食を開始します。
その中でも最も市場が大きかったのは二次創作というジャンルでしょう。
(二次創作とは既存のマンガやアニメのキャラクターを用いて創作されたパロディというとわかりやすいかもしれません。)

自分たちの好むカップリングを設定し、コンテンツを広げていくこととなります。
こうして徐々に経済規模と関連市場を大きくしていきます。

 

腐女子狙いの描写や作品の登場

純情ロマンチカなどにおいては過激な描写も多く、コアなファン向けという印象でした。しかしながら「アニメ戦国BASARA」の二次創作が活発になり始めた頃からライト層が増え、腐女子を狙ったコンテンツは儲かる!という風潮が出始めます。
元々、腐女子向けのコンテンツではないリボーンや黒子のバスケ、弱虫ペダルにおいても男同士の友情に見せかけたカップリング要素をちりばめるようになります。
その作戦は見事に成功し、彼女たちの心を射止めます。
昨今においてはロマンチカのようなドストレートではないけれど、腐女子を明らかに狙ってつくられたコンテンツが登場。「Free!」 「刀剣乱舞」等はその代表的な作品といえるでしょう。
その結果、ごくごく僅かなコアなファンの世界だけだったBLが、女子にとってありふれた趣味の1つへと上り詰めたのです。

腐女子の経済的特徴とBL市場の確立

腐女子だけでなく、女性のオタクに言えることなのですが、人気に火がついた作品は男性ファンが多い作品よりもはるかに長く売れ続けるという特徴があります。
缶バッチやクリアファイルなど、小物などのグッズの市場も盛んで、関連する経済市場は男性向けの作品より、広がりやすく購買力が高いのが特徴的です。
関連グッズやミュージカル、声優のコンサート、二次創作、スマホアプリ等々、
1つのヒット作から生まれる市場は腐女子向けのほうが広いとされます。

この現象により、ブックオフにもBLコーナーが当たり前のように常設されるなど、ニッチで小規模な市場ではなく、利益の出る市場として認知され成長しています。
マニア向けの店やネットだけでなく、大衆を相手にした書店でも販売されるほど流通し、経済的地位を確立できるのはおそらく世界で唯一日本だけでしょう。

 

おそ松女子の誕生と市場開拓

女子を狙ったコンテンツにおいてここ最近で最も成功した作品はおそ松さんでしょう。
声優も女性に人気のある人物を揃えただけでなく、6つ子の兄弟という設定も秀逸でした。
キャラクターがかっこいいビジュアルをしているわけではありませんが、兄弟同士で絡み合い、わちゃわちゃしている様子はかわいらしく、萌えポイントが存在しています。
腐女子においてシチュエーションや設定は非常に重要です。

おそ松のキーワードは
①兄弟という罪深き設定
②6つ子というバリエーションの豊富さ
③日常に起こり得る絡みの多さ
④ほっこりするようなストーリーとじわじわくる萌えポイント
⑤女性オタクにもウケがいいギャグの要素 etc

明らかに狙っているけど、あくまで兄弟愛を超えない範疇であるというじらし効果もあります。
人類はあと少しという関係性や距離感、エロティシズムに萌えます(マナオの持論)

おそ松さんは小物等の関連グッズ展開、スマホアプリ、声優イベント、今後は第一商会によるパチンコ化も予定されている?はずです。
商品やイベントだけでなく、動画投稿や二次創作も次々と行われています。
このブログのメインテーマである投資においても無視はできません。
おそ松のスマホアプリを手掛けるDLE(3686)はおそ松関連銘柄として株価を上昇させました。
株式市場も腐女子という・・・・お、乙女達の経済活動に敏感になっています。
「儲かる市場」ではありません。「とても儲かる市場」なのです。

オタク女子と腐女子のスパイラル

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                     ※独断と偏見で作成

腐女子経済圏の拡大により、女性オタクの大半が腐女子へと豹変する段階がきれいに提示される仕組みが出来上がっています

声優や軽いBL要素を持ったアニメ等から二次創作にはまり、腐り度の高いアニメに行き、原作にたどり着き、よりディープな二次創作へ行くという泥沼式のスパイラルが発生しています。
ライトなオタク層も引き込むことに成功し、BL市場は急激に拡大したと言えます。
創作活動がコア層からライト層まで対応する市場を作り上げた結果、腐女子スパイラルが生まれ、株式市場に影響を与えるレベルにまで拡大したと言えます。

 最後に・・・

今回の腐女子分析は、近日記事にする予定の女性向け・女性オタク向けのサービスを提供している企業分析への導入記事にするために記載しました。
株式投資でいうとマーベラス(7844)やブロッコリー(2706)など。

女性オタク=腐女子の構図がありますが厳格に言うと異なるため、先に先手を打ったというわけです。

管理人マナオは学生時代、素質があるといわれ、仲の良かった女性に純情ロマンチカを強制的に鑑賞させられるという災いが発生しました。
池袋の乙女ロードに強制連行させられたのもいい思い出です。
その時に腐男子という生態系も知りました。
積極的にBLをたしなむことはしませんが、学生時代の情操教育により腐女子の萌えポイントが理解できる人間になりました。

 

ヒロさんはかわいいです