1億溶かしたマナオのマナマナマネー考察

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テーマ・成長株の企業動向分析 トレーダーズホールディングス編(フィンテック・電力自由化関連) part1

一億失った元投資家のマナオです。
早く投資家に戻りたいけど、全く金がありません。(>-<)//

今回はスクウェア・エニックスに次ぐ企業動向分析です。

 

今回取り上げる銘柄はトレイダーズホールディングス(8704)です。
この銘柄はテーマ株であり、成長株になる可能性があるため個人的にも注目していました。(お金がなくて自分が投資できないので過去形です泣)


テーマとしてはフィンテックと電力自由化の2テーマに合致し、証券業からバイオマス発電への業態転換による、業績の急拡大が期待される成長株予備軍でもあります。


こういった銘柄は来期予想で跳ね上がることが多いので、5月の決算時には要注目!!

※現状のトレイダーズはフィンテック関連として注目されて仕手株化しているので購入するタイミングには注意が必要。株価の変動は激しくなっています。


仕手株から業績連動の成長株になるには8月・11月の四半期発表での実績によります。

2つのテーマを有する銘柄であるため、記事を2つ分けて記載します。
今回は企業の概要と電力自由化に該当する子会社・ZEエナジーについてです。 

 

 

 

トレイダーズホールディングスの概要

トレイダーズホールディングスはトレイダーズ証券によるFX事業を柱としてきた企業です。
FX事業では「みんなのFX」や近年一般的になってきたシステムトレードによるFX取引、「みんなのシストレ」を提供しています。

2015年のファイナンシャルマグネイトアワードではトレイダーズ証券がベスト・FXブローカー賞を受賞し、昨年12月1日に完全子会社化したNextop .Asiaが個人投資家向け金融取引システムの技術力の高さを評価され、「ベストリテールテクノロジープロバイダー賞」を受賞しました。

手数料だけではなく、どんなシステムを備えているかがより重視されるようになってきたFX業界においてとてもよいシステムを提供してきた印象があります。
2015年12月に外注先だったNextop.Asiaを自社のグループに加えたことで、高度なシステム構築技術を手に入れることにもつながりました。

 

トレイダーズ証券は技術や評価はいいのですが、事業の業績は少々不安定。どうしても為替相場の動きに左右されてしまう事業構造と、大手や小規模業者がひしめき合う業界で過剰競争に陥っていることが原因でしょう。

そういった環境を鑑みて、FX事業に次ぐ柱を作ろうとしたトレイダーズは2013年以降いくつかの企業と資本業務提携もしくは合弁会社を設立しました。
そのうち2つの企業(①ZEエナジー ②Liquid)についてとりあげます。
今回の記事ではZEエナジーについて記載します。

ZEエナジー(テーマ:電力自由化・再生可能エネルギー)

2013年4月に資本業務提携を行い、結果として2015年12月に完全子会社化となったZEエナジーがトレイダーズが一番最初に目を付けた企業です。

ZE エナジーは、再生可能エネルギーの一つである木質バイオ マスガス化発電において高い技術を有しています。

バイオマス発電は平成 24 年7月から始まっ た「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により電力を 20 年間固定価格で買い取ることが義務付けられたため、自治体を中心にバイオマス発電への関心が高まっています。

太陽光発電と異なり発電量が天候に影響されないというメリットもあり、固定買取り価格は平成 27 年4月から従来の1キロワット当り 32 円から 40 円へ増額されました。(再生可能エネルギーの中でも最も注目されているといっても過言ではない)

ZE エナジーが有するバイオマス発電に関する技術は、他のバイオマス発電に比べて設備の小型化と発電の小規模化を実現するものであるため、原材料の供給環境と立地条件に合った発電規模の設備を設置することが可能です。

そのため、大規模な土地や施設を必要とせず、今まで利用されていなかった木材を電力に変えられることから、企業や自治体の規模を問わないのも特徴です。

再生可能エネルギー

(出展:資源エネルギー庁 ホームページより)

 

このZEエナジーの有するバイオマス発電の技術は優れていたものの、予定通り建設が進まず損失の計上が続いていました。
しかしながら昨年長野県にて第1号の施設の建設が完了したことをきっかけに、
多くの自治体から問い合わせや視察が入り、既に山形県最上町にて受注が決定するなど、注目度の高まりと業績への貢献が始まっております。


第一号の完成と第二号の受注完了。パートナー企業により発電施設の受注がほぼ確実視されていることから、他の自治体や企業等からの受注があった際には急成長していくことが想定されます。

現時点での会社四季報の業績予想では2017年3月期で10億円の営業利益で予想となっています。(2015年は営業利益で3億5000万の赤字)
トレイダーズが出しているZEエナジー単体の中期計画は以下の通りです。

ZEエナジー中期計画

株式会社 ZE エナジーとの株式交換契約締結に関するお知らせ 10P

http://cdplus.jp/company/download/259071/90499.pdf

 H31年以降の収益の推移等の考え方については上記資料をお読み取りください。

 

このZEエナジーがトレイダーズにおいて業績面に与える影響は資料を読む限りでは明らかです。
来期予想に盛り込む数値次第で株価的に大化けする可能性もあります。

バイオマスは太陽光や風力の先にある次世代エネルギーなだけに、今後の市場の拡大とともにZEエナジーはパイオニアとして業績を伸ばす可能性があります。

電力自由化というテーマにも合致し、成長性が高く、市場が広がる次世代エネルギーというテーマは国策でもあるので注目です。

 

part2に向け・・・

今回はテーマの1つである電力自由化に該当するZEエナジーについて取り上げました。現状、電力自由化に関しては株式市場においては目立って取り上げられていないものの、時世代エネルギーであるバイオマス発電であることも考慮すると国策でもあり、息の長いテーマであることは明白です。

また、現時点で株価に影響するポイントとしてはZEエナジーが業績面でかなり急拡大していく見通しが立っていることです。
優れた技術ということだけでなく、その技術が業績予想、そして実績として示された際には大きな上昇が見込めます。(利益を生む、本物の技術として認められるため)

 

昨年秋あたりと比較すると以前ほど時価総額は低くはありませんが、
中期計画で出された通り進捗が進むのであれば大化けする可能性を秘めています。

 

part2では、トレイダーズがフィンテック関連として扱われるようになったLiquid社の技術について触れていきます。

seityoukabu.hatenablog.jp