こんにちは! 1億溶かした投資家のマナオです。
今日は株式市場や為替市場におけるアノマリーについて取り上げます。
アノマリーとは・・
ファイナンス理論や法則からすると異常な出来事で説明できない事象のこと。相場においては、明確な根拠はないけれど経験や統計上よく当たるとされる事柄のことを指します。
有名なものとしては5月に株価が暴落するというセル・イン・メイ(Sell in May)は有名です。(直訳すると5月に株は売れ)
これは以下の要因が影響しているといわれています。
①アメリカの税の還付が一巡する
②ヘッジファンドの償還があり売却される
必ず暴落するということではありません。しかしながら売られやすい要因があることには違いないのです。
このように株式市場にはたくさんのアノマリーが存在しています。
そしてこのアノマリーは少なからず投資家の投資行動にも影響を与えており、
そういった要素もまた、アノマリーを誘発しているのかもしれません。
アノマリーとまではいきませんが、バイオ関連銘柄は秋に仕込み冬に売却するとよいと言われています。
これは学会が年末に集中し、材料が豊富なため、セクターごと上昇することが多いためといわれています。
このように月日や干支、曜日に関するものなどアノマリーはたくさんあるのですが
個人的に面白いと思うジブリとサザエさんの法則について記載します
①ジブリの法則
有名なジブリの法則です。金曜ロードショーでジブリ映画が放送されると翌営業に金融市場が荒れ、株価が暴落するというものです。
アメリカの雇用統計とジブリの放送日が重なることが多く、統計の数値が事前予想を下回った際に大きく売られるためと解析されています。
しかしながらジブリの法則がここまで有名になったのは、雇用統計がない時でも高確率で暴落するためです。
2015年でいうと 8月21日の『おもひでポロポロ』の翌営業日で895円安
8月28日の『平成狸合戦ぽんぽこ』のよく営業日は245円安。
10月2日の『ハウルの動く城』では雇用統計日と重なり雇用統計が大幅に悪化。
調べれば調べるほど恐ろしい法則です。
このジブリの法則は日本を超えて、ウォールストリートジャーナルにまで取り上げられるほどのアノマリーへと成長しました笑
②サザエさんの法則
サザエさんの視聴率平均がいい年は株価が下がり、
サザエさんの視聴率平均が悪い年は株価が上昇する傾向があるというものです。
この法則は個人消費とかかわりがあるといわれています。
視聴率がよい=家にいる
視聴率が悪い=外食や外出をしている
このように一見、株とは関係のなさそうな物事でも
何らかの形で市場に影響を与える要素と深い関連があることがわかります。
面白いアノマリーや法則としては以下のものがあります。
◎英会話教室の受講者が多いと株価は下がる。
◎アイドルが流行しているときは景気が低迷。アイドル人気が下火になると景気がよい。
◎六本木ヒルズに本社があると会社の成長がストップする。
◎IRの代表挨拶で社長が腕組みで映っている写真がアップしてある企業は業績が悪化。
六本木ヒルズの法則に関しては、今後少しだけですが取り上げようと思います。