今回は雑談。
テーマは「身近な成長企業」と「成長企業を探す4つのポイント」です。
身近な成長企業とは
日常生活にある身近な成長企業を探すことは重要。
小売業やサービス業においては流行りの商品やサービスがいつの世にもありますよね。
IT系と比べて目立たないものの、店舗数やヒット商品で一気に成長することも多いです。
こういった日常に潜んでいる投資のヒントを探すことも個人投資家には必要不可欠です。
例えばユニクロ(9983)やニトリ(9843)。いまでは大企業ですが急成長した小売業の代表格といえます。。
フィットネスのカーブス(2157)、雑貨のフランフラン等もブームを越えて安定しています。
ヴィレッジヴァンガード(2769)や製造小売りSPAとして伸びたハニーズ(2792)も現在は低迷していますがかなり勢いがありました。
今のブーム系でいうと、pc用メガネ(3046)や、アサイーボウル(2586)、ホットプレート(3140)などが該当するでしょうか。※火付け役となった該当商品を有する企業のコード
これら、日常にあって成長しそうなビジネスを展開している企業に投資しなさい!というのが個人投資家向けの書籍ではよく書かれています。
理由としては
ブームの段階だけでは機関投資家は参入できないこと。
時価総額が小さすぎて買い集められない企業が多いことにあるようです。
しかしながら、こういったサービスやブームの銘柄を買うときにはいくつかの注意が必要です。
成長企業を探す際のチェックポイント
- ターゲット層の市場規模
- 多店舗展開の可能性
- 利益水準
- ブームか定着するビジネスなのか
上記、4つのポイントに気を付けるべきです。
ターゲット層の市場規模
ターゲット層は市場規模を考える上で重要です。
ブックオフ(3313)のような一般的層向けとまんだらけ(2652)のようなニッチな層向けとでは市場の大きさが異なります。
どの規模まで成長できるのか、1店舗辺り、どのくらいの利益が出せるのかを
考える上でも重要です。
潜在的な成長性が図れます。
多店舗展開の可能性
こちらは成長スピードを図る上で重要です。
ビジネスの中には小規模だからこそブランド価値が生まれ、人気がでているケースもあります。
そうなると、成長力としては少々弱い可能性があります。
例えばサニーサイドアップ(2180)が運営している世界一の朝食のフレーズで有名なbills。
全国に数店舗ありますが、いつも混雑しており、人気が高いです。
これは全国で数ヶ所しかないからこそ、並んでまで食べたいというプレミアム感が売上を支えていると言えます。そのため、一気に数十店舗増やすことは難しい。
それならばコメダ珈琲の方が多店舗展開が可能で成長力があると言えます。
マナオのようなブームに疎い層にとっても分かりやすい価値を提供してくれるところの方が多店舗展開に向いており、
成長力もあると言えます。
本当にオシャレな人にとってはオシャレといわない、大衆向けの敷居の低いオシャレにビジネスチャンス有り!
利益水準
これも非常に重要です。
人気に対して、あまり利益がでていない商品やビジネスが見受けられます。
高コスト、低利益のビジネスには気を付けるべきです。
ニッチ向けほど売上ベースでの成長性は低くなるため、高利益のビジネスが求められます。
一般層向けのビジネスにおいては、費用を抑えながら出店ができ、多店舗展開できるかが重要です。(小売業やサービス業において)
ニッチ層向けよりは売上成長重視です。
そして、お宝と呼ばれるようなビジネスはユニクロ、ニトリ、最近少し勢いを取り戻した、アダストリア(2685)等の
売上も利益率もよく、多店舗展開に向いているビジネスです。
ブームか定着するビジネスなのか
また、ブームに乗って一時的に売上を伸ばしているサービスや商品は時期の見極めが大事です。
一発屋芸人に投資すると思って保有してください。
瞬間的な需要はありますが、
一気に終わりを迎えます。
そのため、大きなブームになる前に入り、ブーム中に売り抜けるのがよいため、長期投資には向きません。
ビジネスモデルとして成長しているのか、それともあるサービスや商品の目新しさやブームによって売上が伸びているのかの把握は重要です。
ビジネスモデル成長(中~長期)
ブームによる一時的な成長(短期~中期)
以上4つのことに気を付けながら、宝となるような身近な成長企業を探し当てて投資してみてください。