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アジュバンコスメ(4929)は第二のファーマフーズ(2929)になれるか<育毛市場>

ねぇねぇアジュバンコスメって第二のファーマフーズになれる可能性あるよね??

育毛市場においてニューモみたいな新製品を出せるかってことだよね?ちょっと調べてみようか

 

 アジュバンコスメ(4929)の事業 

アジュバンコスメは国内プロフェッショナルサロンへスキンケアやヘアケア商品を提供し、代理店となるサロンから消費者に製品の紹介を行ってもらうビジネスモデル。

同業にコタ(4923)などがある。

直近数年の売上や利益に関してはコロナ渦の影響はあるものの、もともとパッとしない。

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財務ハイライト(アジュバンコスメHPより)

 

既存事業がパッとしないのはわかってるんだよ。育毛市場への影響を考えてみようよ

はいはい。育毛市場は2020年に投入したヘアケアの大型新商品「KASUI」からスタートしているね

 育毛市場への挑戦 

アジュバンコスメは数年前より理化学研究所と共同研究で育毛に関しての産学の研究を進めてきていた。

その第一弾の商品が2020年10月に投入されたKASUI(カスイ)である。

KASUIには毛髪成長促進効果のあるペプチドAが使用されており、これはミノキシジルと同等に毛髪を成長させ、毛髪の成長を制御する毛乳頭細胞における育毛に関連する生理活性物質の遺伝子の発現を誘導することを明らかにした。

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アジュバンコスメ発表資料より引用

2021年10月には特許を取得し、科学的なエビデンスをも取得したことになる。

研究開発の相手が理化学研究所というのも大きなポイントにもなる。

 

そうそう、育毛市場で現在の第一選択成分ともいえるミノキシジルと同等というのだからすごい

ミノキシジルは血流を良くする効果が強いことから心臓にかかる負担が大きく、妊娠中に飲むと胎児の心臓に強い負担がかかる恐れがあったり、使用中のみ血流が良くなる成分である。性別にかかわらず使用をやめると元の状態に戻り、薄毛が再発する場合があることも課題だったんだよね。

そこでなんと2021年の10月からは初めてECで直接BtoCにて男性用向けに新商品を開始したんだよその名もNUOSS(ヌオス)

これが第二のニューモになれるって考えてるってことだよね?確かに新会社を立ち上げたり、既存のルートとは異なるチャネルを開拓しようとしていることからも、力を入れようとする姿勢は伝わるね

 

 女性向けのKASUI(サロンルート)と男性向けのNUOSS(ECルート) 

2022年3月期においてはKASUIが業績を牽引している。

しかし、このKASUIが中期経営計画を取り下げる要因にもなったことは忘れてはいけない。

2021年1月22日にアジュバンは中期経営計画を取り下げしており、コロナの影響もあるが、大型商品であるKASUIが想定よりも市場へ浸透しなかったことを理由に挙げている。

ミノキシジルがカバーできない領域を抑えられるからもっと売上が増えると想定したんだろうね

期待は大きかったと思う。それだけの成分だとも思うし。ただ、サロン市場という特殊性もあるし、アジュバンのサロンにおけるシェアがそこまで大きくなかったこともあるのかもしれない

そしたら男性用のNUOSSもダメなのかな?

いや、勝算はあると思うよ。ただ、様々な施策は必要だとは思う

NIUOSS(ヌオス)は新設された子会社2Cから発売されている男性向けヘアケアのラインであり、アジュバンコスメ初の直接消費者とECにて発売されるブランド。まさにニューモと同じ通販限定の販売方法を取ろうとしている。

男性向けなので既存のサロンチャネルでもなく、さらにドラッグストアでの販売もない。定期購入を前提とした通販という戦略は明らかにファーマフーズの戦略の焼き直しである。

https://nuoss-tech.com/shop

 

育毛って男性にとっては死活問題だし、ミノキシジルと同等でも違う成分なら試したい人って多そうじゃない?

作用基準が違うということや、既存の欠点が解決されているならば十分戦える。しかし後はマーケティング次第かな

アジュバンにそれができるかどうかだね。失敗できないけど、KASUIが思ったほどは成功していない点もあるだろうし

だから今期は広告宣伝費をかけずにスタートさせて、2023年3月期から広告を投入することにしたのか。2022年はテストマーケティングなのか

 <結論>アジュバンコスメは第二のファーマフーズになれるか? 

勝算はある!

◎共同開発先が理科学研究所であり実績もブランド力も十分

◎新しい成分や継続的な研究もされ、ミノキシジルとは異なる作用という強み

◎女性向けの育毛市場を開拓できる成分

 

ニューモ並みにに広告費をかけて、ブランディングに成功すれば

大成功する可能性はかなりあると思う。

しっかりとエビデンスを持っていることや特許は強い。

男性向けのNUOSSと同様に女性向けの通販用の商材を投入できればニューモ以上の成功を収められる可能性も十分感じられた

投資家目線でいえば、時価総額が低いから倍増も余裕であり得るのが魅力的だよね。

夢はあるし、2023年期の同行は常に注視しておいた方がいいね。花開いたらしっかり乗れるようにしておこう。ただし広告費が先行する可能性もああるので決算で確認できるタイミングとは差が生じることは頭に入れておいたほうがよさそう

そこもファーマフーズと同じってことだね